喫煙可

「煙草は私の6本目の指よ」と言う程愛煙家の
女優の淡路恵子さんと
これまた愛煙家で有名な脚本家のジェームス三木さんが
マツコデラックスさんの番組に出演しているのをYouTubeで観た。

淡路恵子さんが80歳でジェームス三木さんが2歳年下。

トーク番組でプカプカと煙草を吸う絵は
このご時世…
この2大大御所だからこそ
なせるわざだなぁ…と、小気味いい風景でした。

このお二方、
「煙草は身体に悪くない」と、言い放つ。

ご年齢を考慮すると
確かに説得力がある。

大笑いしたのは
ジェームス三木さんが
「煙草よりね…
身体に1番悪いのはね…仕事ね。
2番目に悪いのは…結婚生活なんだよ。

ある有名なアメリカの作家が言っていたけれど

結婚は「判断力の欠如」
離婚は「忍耐力の欠如」
再婚は「記憶力の欠如」

なんだよね」

なるほどなぁ…と、感心してしまい
早速メもをとった。

さて…
このジェームス三木さんが
興味深い事を言っていた。

死ぬ時は煙草を一服して死にたいけれども
現在の病院は全て禁煙ですよね。

現在、日本国内で2300万人の喫煙者がいるらしい。

「この人達が1000円ずつ出して
煙草を吸える病院を作ればいい…と、思うんだよね。」

230億円。

病院…出来ますよね。

淡路恵子さんが
「さぁ…もう死にますよ…って時に
『先生、お願いだから一服させて』って頼んでも
ダメかしらね」と、仰っておられましたが
まぁ…無理でしょうなぁ…。

例えば私が担当医だったら
「規則ではダメですからね。
ただ、私はちょっと部屋を退出しますから
その間に
仮にあなたが隠れて吸ったとしても
私は気がつきませんよね」と、言って
そっと部屋を退出するでしょうなぁ…。

そうは言っても
なかなかこれ…現実問題として難しい。

そこでジェームス三木さんの
堂々と喫煙できる病院設立は
とてもいい案だと思う。

ただ煙草を吸う方というのは
案外、煙草の匂いが嫌い…という方が多い。

駅の喫煙所などは
気持ちが悪くなる。

部屋で吸う時には窓を開けるとか
換気扇をするとか
車で吸う時などは必ず窓を開けるとかね。

私は洋服についた煙草の匂いも嫌なので
スーツなども一度着たら
必ずクリーニングに出す…とか
冬場のコートは毎回クリーニングに出しませんから
必ずコートを脱いで吸うとか…
色々それなりに工夫をしているんですな。

ですから喫煙可病院設立の為には
排煙対策に相当な設備投資が必要になると思う。

また
もちろん煙草を吸わない方もおられますから
完全分煙ね。

待合室、入院病棟も
フロアーを完全に別ける必要がありますね。
これ必須。

でも230億円ありますから…。
できますでしょ…。

そうなると
ビリヤードルーム
麻雀ルーム
カラオケルームなんかも作ってもいい。

点滴をしつつ
煙草を吸いつつ
「あの看護師さんはかわいいよね」とか
「あのPT(理学療法士)さんはかっこいいわよ」とか言いながら
「あ…それロンね」なんて言って
麻雀するのもよし。

バーも作っちゃおうか。

まぁ…お酒は病院内のバーですから
養命酒オンリー。

養命酒オンザロック
養命酒サワー

おつまみはビタミン剤ね。

ビタミンCのサプリメントをポリポリとかじりながら
養命酒の水割りなんてのもいい。

230億か…。

父は心臓を患ってから
母の厳重な監視のものと
一切の喫煙を禁止されておりました。

私と夫の考えは
父はもう歳も歳でしたから
好きな事をやればいい…と、思っていたので
母が不在の時には
夫が「ちーさん(父の呼び名)、一服するか?」と、煙草を渡すと
嬉しそうに隠れて吸っておりました。

それでも自宅にいる時には
一切吸えなかったのだと思います。

あっけなく他界してしまった後
父の車のダッシュボードから
吸いかけの煙草の箱が出てきた。

おそらく
母の目を盗んで
外で一服していたのだと思います。

あの吸いかけの煙草の箱を見た時は
人間なんて結局寿命があるのだから
好きな事をすればいい…と、つくづく思いましたね。

ジェームス三木さんが提案する病院…
実現しないだろうけど…実現するといいですなぁ…。

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昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

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