昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記
前橋の昭和大橋歯科院 院長Dr.チコの日々の想いを綴っています。
禁煙シール
私は自他共に認める愛煙家でした。
愛煙家である事に誇りとプライドを持っていたので(ま、そんな大袈裟なもんでもないか)禁煙なんて毛頭考えたこともありませんでした。
近頃ではどこもかしこも禁煙で、我ら愛煙家たちはありとあらゆる場所から締め出され、肩身の狭い思いをしてきました。
ある者は電車のホームの一番端っこで、ある者はマンションのベランダで、ある者は台所の換気扇の下で、自己のアイデンティティーを確認しておりました。
その私が禁煙を考えたのは、近頃朝の一服が何となく美味しくない…という理由と、禁煙というものを経験してみたいな…と思ったからでした。
「禁煙しよう」という意思だけで成功する精神力の持ち主であれば、とっくにダイエットも成功しているはず。
とにかく意思が弱いというのは様々な経験と実績で立証されちゃっていますからなぁ…。
という事で、禁煙シールを使用することにしました。
微量のニコチンを経皮摂取することによって、ニコチンの離脱症状(イライラ、頭痛、落ち着かない、体がだるい、眠い)を緩和させるというもの。
ニコチンの離脱症状は、3日以内にピークとなり徐々に消失するらしい。
現在まだ3日目。思ったよりつらくないな。
全然吸いたくないといえば嘘になるけど、想像していたものよりずっと楽ですね。
やっぱりシールが効いているのかな。
ただ確かに手持ち無沙汰は否めないです。
何か大きな仕事の後の一服…。
食事の後の一服…。
「ま、とりあえず一服して次も頑張りますか」の一服…。
「え?おたくも吸うの?あらら、ど〜ぞど〜ぞ。せっかくですから私の一本ど〜ぞ」の一服…。
煙草はON―OFFの切り替えに非常に重要な役割を果たしているのですネェ。
色々なストレスでイライラした時、疲れたとき、煙草は喫煙者の心を癒してくれるのです。
煙草と縁を切るという事は片時もそばを離れず、愚痴一つ言わず、だまって着いて来てくれた、まさに糟糠の妻を失うような寂しさがあります。
なんだか未練たらたらになってきちゃったな。
とにかく私の禁煙体験もまだ始まったばかりですから。
シールの力を借りて頑張ります。
その後の経過は、また後ほどご報告いたします。