昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

夫の実家の両親、特に父は大の犬好きです。
先日ボーダーコリーの早雲を連れて行きました。
「は〜い、おじいちゃまですよぉう〜。」と
早雲を父に逢わせると
「あ〜おりこうさんだねぇ〜」と
顔をほころばせ、頭をなでたりおやつをあげたり大喜び。
母が我々の為に作っておいてくれた玉子焼きも
「いつもドッグフードだけ？たまにはあげたっていいだろ？」と
早雲の胃袋の中へ…。
こんなに喜んでもらえるなら、他の子達ももっと頻繁に連れてきてあげよう…。
帰るときも父は名残惜しそうに
車が置いてある駐車場まで見送ってくれました。

車が見えなくなるまで手を振る父の姿を見て
本来であれば人間の孫を連れてこなければいけないのになぁ…と
少し申し訳なく思いました。

先日、スタッフの関ちゃんと仕事をしている時
忙しくなってきてついつい
「関〜早く〜っ！！」とか
「ふざけんなよぉぉ！！関！！」とか
まぁいつものように大声を張り上げていたわけです。
彼女はとても動きが機敏なので、ついつい甘えてしまうわけです。

ハッと気がつくとまさにその時、治療していた患者さんの名前が「関」さん…。
頭上で「関〜っ！！関〜っ！！」と怒鳴られていた関さんは
さすがに失笑されていらっしゃいました…。

「いやぁ〜ごめんなさいっ！！関さんの関じゃなくて、スタッフの関の関ですから…」などと
とんちんかんな弁解をした話を、これまた別の患者さんに話していた時…、
またまたハッと気がつくと隣の治療台に別の「関」さんが…。

「いやぁ〜ごめんなさいっ！！関さんの関じゃなくて、別の関さんとスタッフの関の話ですから…」

自分でも訳が判らなくなってしまいました。

仕事中の雑談。
口を動かさないでサッさと手を動かせという事でしょうか。

月に1，2回実家の母が来ます。

ちなみに母は戦前の生まれなのですが
彼女の世代というのは
なんでも「雑巾がけ」
なんですね〜。

私が歯科医師になって初出勤の日も
「最初は何にも出来ないのだから
とにかく雑巾がけでもして
一生懸命頑張りなさい」と言われたものです。

とにかくその母は私の診療中にエプロン姿で突然現れ
自宅をぱぱっと大掃除をして
リビング全部を雑巾がけして
あっという間に帰ってしまう…。

ところがうちのリビングは専門業者の方に
ワックスをかけて頂いてあるので
雑巾がけはちょっと困るのです。
モップと掃除機で十分。むしろ雑巾がけだとせっかくのワックスが剥がれてしまう。

その事を母に話すと
「ふ〜ん、そんなもんかねぇ」と納得いかない様子。

時代が変わるとお掃除の方法も変わるものですね。

その後も彼女は
やはりいつもの様に突然と現れ
大掃除をして帰っていきます。
雑巾の代わりにダスキンのモップを持つ姿が
ちょっとミスマッチで可愛い。