さっそく…

仕事が終わると
映画を観るという日課から
とにかくニュースをつける…というのが日課となりました。

瓦礫の中から9日ぶりに救助された16歳の少年と
80歳の彼のおばあちゃまのニュースを観て
こうしている間も
まだ一途の希望を持って救助を待っている方もおられるのではないかと
言葉も出ない。

そして
現地で粛々と救助活動をされている関係者の方々には
本当に頭が下がります。

うちにいらして下さる患者さんもスタッフも
計画停電やガソリン不足で皆さん苦労されているけれど
「被災地の方の事を考えれば恵まれているからね」と仰る。

そうなんですよ。

私は節電の他に何かロングスパンで被災者の方に
出来る事はないかな…と
ここ数日考えていたんでですけどね
滋賀県に住む盲目の男性が
福島県の家族5人を受け入れたというニュースを観て
「ゴイサン…うちも受け入れさせてもらおうか?」と言うと
彼は暫く考えて
「君のさ…一ヶ月に飲むお酒代があれば
アパートを何部屋か借りられるぞ」と言ったわけです。

そこからヒントを得たんですけど
とりあえずですね
すぐ出来る事あった。

『晩酌をやめて晩酌したつもりでそのお金を寄付させて頂く』。

多分これって
サントリーさんには大打撃でしょうなぁ…。

サントリーハイボール部門では
私はかなりの上客ですからなぁ…。

それからハイボールを買う事によって
自動的に国に納めていた酒税というのがなくなるので
国にとっても大損害でしょうなぁ…。

私は酒税部門だけは
高額納税者ですからなぁ…。

経済学的な事をよくご存知の方々からは
「そういう事を皆がしだすと
日本経済が低迷して結果的に被災者の方への支援がしにくくなるんだよ…バカ」というご指摘を受けそうですし

私の事をよくご存知の方々からは
「馬鹿馬鹿しい…。ってゆうか、絶対お前には無理だってば。
そんな事をブログで宣言しちゃってさ
引っ込みがつかなくなって
夜中に変装して、こっそりとコンビニでハイボールを買う姿が目に浮かぶよ」というご指摘を受けるでしょうな。

しかし
私は経済とか難しい事は全くわからないんですよ。
とにかく何かしたいんですってば!

それにですよ!
案外、私は「やる!」って言ったらやりますぜ…。
そして
私ってへそ曲がりでしょ…。

「絶対無理だって」と言われると
すごく闘争心が湧く

こうみえても
一時は「チヒロさん。それは絶対に無理です」と言われたけど
体脂肪率を7%まで落としたオンナですぜ。(←あんまり関係ないか…)

さっそく明日からやります。

被災地の方々へ
少しでもお役に立てればと思います。

東日本が完全に復興したら
その時に祝杯をあげたいと思います。

pagetop

感謝

あれから数日
ちっともブログは更新してませんでしたけど
私は毎日元気で暮らしております。

計画停電で患者さんには
ご予約等でのご迷惑を理解して頂き
逆に勇気や元気を頂戴して
また
ガソリン不足の中
苦労してやっと出勤してくれるスタッフ達と笑顔をかわしながら
毎日過ごしております。

私という人間は
本当にダメな人間でございまして
基本的に文才なんかちっとも無いくせに
2005年から始めた素人ブログも
お陰さまで6年位続けておりますが
こんな状況下の中
自分の思いを書き込めなかったんですよ…なんだか上っ面っぽくなってしまうような気がして。

だって
結局、今の私は何もしてあげればいいのかわからないんですもん。

出来る事は節電ぐらいですもん。

それでも
フリースを何枚か着込みながら
結局、晩酌にハイボールを飲んでいる私がですよ…
偉そうな事…言えませんもん。

正直なところ
色々な不安はあります。

妹夫婦は福島と代々木の歯科医院を
二人で何とか守って頑張っているんですね。

あの日の直後
一時、東京に非難した妹の典子に
数日後
「あんた…福島は大丈夫なの?」と電話で聞くと
「スタッフがいるしね。もう、腹をくくったから
明日福島に戻るわ。患者さんも待っているし」という言葉を聞いて
いつまでたっても
ちっちゃい妹だとおもっていたけれど
彼女は強いな…と思いました。

ツイッターではみんな様々な意見をつぶやいているけど
私は何にも言える程の人間じゃない。

小さい頃から
私は不安になったり緊張したりすると
わざと悪ぶった事を言ってみたり
おどけてみたりする傾向にあるんですよ。

結局、あの大災害の中でも
何もつぶやけず
終始「ハイボールなう」ばっかりでしたもん。

そしてこの週末
「何かあったら家族ごと引き受けるからこっちへ来い」と、
ぶっきらぼうだけどめっちゃ愛情のこもったメールをくれた遠方に住む古い友人や
「感受性が強いチコ先生が心配…」とメールをくれた友人の有り難い言葉に
涙がこぼれましたね…鬼の目にも涙…ってヤツですよ。

ですからまた今日から
患者さんとの丁々発止のやりとりや
ちょっとした出来事を私なりにマイペースで書き込みしようかな…なんて思ってます。

本当に…マジで皆様に感謝です。

また
何度も言うようですけど
現地で粛々と非難活動及び原発の現場で作業されている方々に
心から敬意を表します。

pagetop

久しぶりの…

久しぶりのブログの更新です。

本当に今回の出来事はショックでした。

群馬県というのは地震災害のない県なんです。
他界した明治43年生まれの祖母が
生前「関東大震災の時はね、おぉく(とても)ゆれるもんだから
学校の桜の木にしがみついたんだよ」という話を聞いた事はありましたが
あの大規模な地震でも、桜の木にしがみついてさえいればよかったわけです。

ですからこれは県民性なのか
私が楽観主義なのか
地震がおきた時も「あ…揺れているな」程度で
患者さんと和気あいあいとした雰囲気だったんです…最初はね。

しかし
生まれて初めての経験と申しますか
揺れ方とその時間の長さが尋常ではない。

慌てて、外に一時退去いたしました。

それでも
二階の自宅にあがるとお皿が割れていたり
植木鉢が棚から落ちていたりと
プチハプニングはありましたが
「へぇ…案外、今回の地震は大きかったな…。」そんな程度の認識しかありませんでした。

しかしその夜から県内のあちこちで停電がおこり
ニュースを観て「これはえらい事になったな…」と、初めて気づき
これから一体どうなるんだろう…と不安になりました。

そして今、私が暮らす地域では
計画停電が実地され
また免許保有者の一人当たりの車所有率日本一の群馬県は
車社会ですからガソリン不足は痛い。

しかし
被災地の方々の事を考えると

崩壊した建物の瓦礫の向こうの地平線を眺めながら
「おっかぁが…まだ…みつからねぇんです…」という男性の言葉を思い出すと

家の壁が崩れて自分が大変な状況にあるのに「大丈夫ですか?」と、私の身を心配してメールをくれた仙台の友人の事を考えると

家が半分崩壊してしまったのに
「何とか皆で助け合って頑張ってます!(笑)」というメールを送って下さった患者さんの事を考えると

計画停電、ガソリン不足等の問題は非常に困るけれど
ここはもう腹をくくるしかないな…と、考えております。

患者さんから頂戴したメールの最後の「笑」の文字には
涙がこぼれました。

被災地で粛々と救助活動の従事する全ての方々に
心から敬意を表します。

続きを読む

pagetop

昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

MENU

Calendar

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
<<前月 2011年03月 次月>>

New Entries

Mobile

Archives