占い

伊香保で宿泊したホテルに陰陽師占いというものがあり、占い大好きの私は嫌がるみっちゃんを説得し申し込むことにしました。
指定された時間にロビーで待っていると巫女さんの格好をした若い女性が表れ、神妙な面持ちで
「五井さんでございますね」
かなり芝居がかっている。
「は、はい」
「こちらでございます。」
通されたのは同じホテルの一室でかなり照明が暗くなっており、簾の向こうに烏帽子を被って着物を着た先生が座っていらっしゃいました。
思ったより若い。
多分27、8歳位かな。
昭和初期の二枚目俳優のような顔立ちのせいか、烏帽子が全然似合っていないのが気になる。
指定された用紙に氏名、生年月日、住所を記入し、今後の仕事について占って頂くことにしました。
先生はその用紙をじっと見つめ、時々視線を私の頭の後ろの方に移ししばらくの沈黙…。
(何で後ろの方を見るの〜?何かいるのかな…。)
「仕事は順調に行くでしょうね。あなた自身仕事に関して前向きですからね。但し…。」
「ただしぃぃ??!!先生、但し何ですか?!!」
「あなたには包容力が足りない。周囲が着いてこられなくなります。もう少し包容力を養ってください。」
(確かに…。思い当たる節がないわけではない。)
「ハイ、ハイ。」
「あなたは一見大雑把に見えて実は細かいですね。」
「え〜?!何でわかるんですかぁ?(完全にコギャル口調になってしまっている)」
「あなたの後ろに守護霊がみえます。父方の65歳くらいの痩せ型の男性」
「?」
「彼が非常に細かいのです。彼があなたに言わせているのです」
(ふ〜ん。私が口うるさいのは、私のせいではなく守護霊様のせいなのか)
「でもね、中には狐がついていたり蛇がついていたりという人もいるのです。あなたの場合はしっかりとした守護霊ですからご心配はいりません。」
「あ、そうですかぁ。ありがとうございます。要するにもう少し寛大になって人と接するようにすれば
問題ないわけですね」
「はい。そうです。」

ま、ざっとこんな感じで私の占い体験は終了しました。

「そんな事よりさ、あの先生と巫女さんできてんのかな」
「うひひ。私もそう思った〜」

げすの勘ぐり、女2人旅はこれだから楽しい。

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昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

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