指しゃぶり

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小さいお子様をお持ちのお母様方から、時々「指しゃぶり」についての質問を受けます。
今日はその事について少しお話しようと思います。

指しゃぶりは一歳位から始まり5〜6歳頃にはなくなる一種の習癖です。
原因、対策についてはいくつかの説があります。
原因として内向的、神経質、親の放任、干渉過多、祖父母の溺愛などの環境下の小児に多くみられるなどフロイトのいう口唇期的依存傾向や不安の存在を表すもの…という説。
この説と相反するものとして、有名な小児科医イリングワース著によると「胎児が子宮の中で指しゃぶりをすでにおこなっている証拠として、新生児の手首や指に水泡がしばしば認められる」すなわち指しゃぶりは生理的現象であって、愛情不足によるものではない…という説。
岩倉政城先生著の「口から見た子育て」によると
1指しゃぶりをけっして叱らない
2指しゃぶりしている手を、無理矢理抜き取らない
3子供がやった良い行動は必ずほめる
と、なっています。
このように臨床家によって様々意見が違うようですが、ほとんどの場合成長するにしたがって自然治癒するケースが多いようです。
ですからあまり神経質にならずに温かく見守っていく事が重要だと思います。

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昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

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