らしくない?

さて
今日は開業当初からの患者さんWさんから
新年のメールを頂いたのでちょっとご紹介いたします。

『新年明けましておめでとうございます。
不良Pt&先生の熱烈ファン、Wです!昨年も大変お世話になりました。
(中略)
先生は初めてお会いした頃から比べると
妙に無理して優しくなってません?
う〜ん、らしくない様な!』

別に無理して優しくしているわけではありません。

もともと優しいのです。

しかし「らしくない」とのご指摘、さすがに苦笑いしてしまいました。

確かに私は「歯のブラッシング」に対して
非常にうるさいのですね。
それから女性の患者さんに比べ男性の患者さん、特に若い男性には手厳しいかも。

「ってゆうかさ、全然磨けてないよね。」にらむ。
すると
「そんな事ないッスよぉう。来るとき磨いてきましたモン」と患者さん。
「あ、そ?んじゃぁ、今から赤く染めるかんね。
磨き残しのところだけ赤くなるやつ。小学校の時やったっしょ?」
「あ…ハイ」

果たして…
真っ赤に染まった自分の歯を鏡でみて
あ然…とする彼。

「この赤いのはねぇ『プラーク』。
プラークってどの位キタナイか知ってる?」
「いやぁ…わかんないッス…」
「1g中10の10乗個細菌がいるんだよ」
「はぁ…」
「ちなみに10の10乗って10億ね。要はすんげぇキタナイんだよ。
うんちよりキタナイんだよね」
「やばいッスね…」
「(大きく頷く)やばいよ。
こんなんじゃ彼女とチュウ出来ねぇな(これお決まりのセリフ。)
あなただってさ、どんなに綺麗な女の子がいても
歯にびっちりうんちより汚い物つけている子がいたら嫌でしょう?
チュウする気にならないよねぇ」
「はい、ならないッスねぇ。でも彼女いないッスから…」
「いねぇだろうなぁ…この状態じゃ(遠くを見つめて深くため息)…真っ赤だもんな」
「ハイ…(うな垂れる)」
「ま、とにかくさ、これからブラッシングの練習して
一週間頑張ってよ。宿題ねっ!!」
「ハイ」
「返事が小さ〜いっ」
「ハ…ハイッ!!」
「よぉ〜し!!」

でもですね、この一連のやり取りの後
必ずっていう程、皆さん意識改革され
とっても歯ブラシ上手になるですな。

この意識改革がとっても大切だと思うんです。
その為なら少々きついかなぁ…と思うことでも
あえてはっきり伝えさせていただくようにしています。

そして無事Dr.Chicoのブラッシング学校を卒業した彼らは
定期健診の時、とってもきれいな状態でいらっしゃいます。
あの時はホントに嬉しい!!この仕事の一番の醍醐味かもしれません。


pagetop

昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

MENU

Calendar

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
<<前月 2007年01月 次月>>

New Entries

Mobile

Archives