講演会

ある大学の理事をされている患者さんが
昨日いらっしゃいました。
「あれ?Kさん、今日は診療だったっけ?」という私の問いかけに
いや…今日来たのは治療じゃなくて
先生におりいって頼みがあって来た…とおっしゃる。

その内容というのは
今度その大学のOB会の総会があるので
そこでなにか講演をしてもらいたい…という事なのですね。

え〜〜〜っ?!そんな絶対無理ですぅ〜と首を大きく横に振り
「いくらなんでも講演なんて私にはできませんよぉう!
……でも…ちなみにいつ?」
5月だという。
「そんなとんでもないですよぉう!!そんな偉い方がいっぱい来ていらっしゃるんでしょう?
無理ですよぉう!!……でも…ちなみにどこで?」
その大学の大ホールだという。
「え〜〜っ?!大ホールぅぅ?!いやぁ〜私なんか無理ですよぉう!
……でも…ちなみに何を話せば?」
(無理だ無理だといいつつ
「ちなみに…」と興味深々で
「大学の講演依頼」⇒「全国紙の出演依頼」⇒「情熱大陸の出演以来」⇒「ソロモン流の出演以来」と、無意識に頭の中で方程式が浮かんでしまう自分の自己顕示欲が悲しい…。)
「何でもいいのよ、先生。
とにかく先生に是非出てもらいたいわけ。
いつもの調子でいいから。
とにかく考えておいてよ!ね!」と資料を渡された。

結局、日程が合わずご辞退申し上げたわけですが
ふむ…、いつ何があるかわかんないから
一応スピーチの練習でもしておくか…と
「え〜皆様(声が裏返っている)
本日はぁ〜え〜お忙しいなか〜え〜
お集まりいただきましてぇ〜」と部屋でやっていたら
通りかかったゆうこ先生に
「なんだかんだ言ってやる気満々じゃん」と失笑され
ちょっとハズカシくなってしまいました。

ぶっちゃけるとですね
情熱大陸のテーマソングが流れ
「私はいつも…
現場主義…でいたい…そう思ってます…」な〜んつって
インタビューに答える自分を想像し
ニヤニヤしていたのは否めませなんだ…(トホホ)。
我ながら能天気とも言える想像力の豊かさに
流石に失笑してしまいました。

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昭和大橋歯科医院 Dr.chicoの日記

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